私の今年のビジネステーマは、「脱・社労士事務所」です。
どういう意味かというと、「社労士を辞めましょう」という
ことではなく、
社労士という資格や肩書に囚われるのはやめましょう!
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ということです。
ですから、私はもう
社労士事務所の経営コンサルタントと名乗るのをやめる
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つもりです。
この10年間は社労士の皆さん向けに「ビジネスノウハウ」を
お伝えすることを中心に活動をしてきましたが、そろそろ
「次のステージ」を目指そうと考えています。
それは何かというと、私の本来のビジネステーマである
「経営者のビジネスと人生のサポートをする」
という理念に忠実に仕事をするということです。
もちろん、社労士で開業されている方というのは事務所の
「経営者」ですから、私が支援をさせていただく対象者と
いうことに変わりはありません。
しかし、今後ご提供するコンテンツというのは、社労士の
「実務」からは少し離れることになるかもしれません。
なぜなら、経営者の「悩み」というのは、労働・社会保険や
人事労務管理に関することだけではないからです。
たとえば、
「これからの事業展開をどうすれば良いのか?」
「当社もSDGsに取り組むべきなのか?」
「社内業務のIT化を進めるにはどうすれば良いのか?」
「Zoomセミナーやオンライン営業を導入するには?」
といった悩みや課題を常に抱えています。
経営者からこのような相談を受けた場合であっても、
「私は社労士なので○○はできません」
といった言い訳はするべきではないと思っています。
それでは、「社長の期待」に応えることができないからです。
このような話をすると、
「自分は(社労士として)専門領域で仕事をしている」
という反論をされる方がいらっしゃると思います。
でも、その専門性って本当に「価値」のあるものですか?
別の言い方をすると、インターネットやITツールで代替されて
しまうものではありませんか?
もちろん、完全に代替されるまでにはまだ少し時間がかかる
かもしれませんが、ひとつだけ確実に言えることは、
社労士の専門知識に対する「価値」は下がる
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ということです。
今どき、ほとんどの情報はネットで検索すれば調べることが
できますし、HRテックの普及によってかなりの業務がIT化
されているからです。
これは社労士だけに限ったことではありません。
弁護士や税理士などの国家資格者の専門知識というのは、
どんどん「価値」がなくなってくるというのが時代の流れ
だと認識しています。
つまり、こうした専門家の「職人的な仕事」というのは、
これからはITツールによって淘汰されてしまうのです。
このような時代に求められるのは、
ファジーな(ばやけた、曖昧な)問題を解決する力
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ではないかと思っています。
まぁ、簡単に言えば、「社長の相談相手」ということに
なるのではないでしょうか?
そんなことを言っても、
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自分には経営コンサルをする知識やノウハウがない
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という人も多いかもしれませんね。
でも、心配はありません。
あなた一人ですべての問題を解決する必要はないのです。
なぜなら、社長の悩みや問題を解決できる人を知っていれば、
その人を紹介してあげれば良いからです。
つまり、
これからの時代に求められるのは「ネットワーク」や
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それを「コーディネート」する力
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だと思うのです。
「風の時代」というのは、「情報」や「コミュニティー」の
時代ですからね。
私が2021年のテーマとして「脱・社労士事務所」を掲げている
のは、このような理由があるからです。