上記でもご案内をさせていただいております通り、ただいま
以下のセミナーのご案内をしております。
★社労士事務所のビジネス変革(BX)セミナー
http://seminar.zenshuren.net/20201226bx/
本件に関して、前号のメルマガでは、社労士事務所の経営を
見直す方法には、以下の「3段階のレベル」があることを
お伝えしました。
レベル1: 商品・サービスの見直し(改善)
レベル2: 事業の見直し(改革)
レベル3: 事務所そのものの見直し(変革)
これは「コロナ対策」に当てはめてみれば、イメージしやすい
のではないかと思います。
たとえば、飲食店の例で考えてみましょう。
レベル1の「改善」とは、店内の消毒を徹底したり、飛沫防止
のためにアクリル板を設置したりすることです。
あるいは、料理を大皿でシェアするのではなく、一人ずつ小皿
に分けて提供するという工夫をするかもしれません。
しかし、これは「悪いところを良くする」という改善レベルの
対応にすぎません。
次に、レベル2(改革)の対応を考えてみましょう。
「改革」とは、「基本となる大事な部分は残しつつ変更を加える」
ということですから、たとえば料理をテイクアウトできるように
したり、デリバリーをするといったことになります。
おそらく、多くの飲食店ではここまでの対応はしているかもしれ
ませんね。
そして、レベル3の「変革」です。
こちらは、
「すでにあるものを100%変える」
「すべてを破壊して、新しく作り上げる」
ということですから、「業態転換」するレベルの話になります。
たとえば、居酒屋チェーンのワタミは、「和民」の全店舗を
焼肉屋に転換することを発表しています。
居酒屋市場は相次ぐ多店舗化で飽和状態にあり、低価格競争で
凌いできたものの、若者のアルコール離れや、仕事帰りに会社
の同僚と一杯、といったニーズが減少しています。
そうした中で起きた新型コロナウィルス禍によって、居酒屋は
2020年4月に休業を余儀なくされました。
ワタミは4月~5月にかけ、売り上げが最大92.5%低下。
一方で、焼き肉はファミリー客が利用するなどの理由から、
コロナ禍でもそれほど需要は落ちてはいません。
ここに目を付けたのがワタミで、直営の居酒屋は全てやめて
焼き肉店「焼肉の和民」に業態転換するとのこと。
また、出店する場所も郊外に絞り、家族連れや女性をメイン
ターゲットにするようです。
このワタミの決断は、今後のビジネスモデルを
「お酒を飲む場所」から「ご飯を食べる場所」へと転換
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したことを意味しています。
さらに、ニューノーマルを見据えた非接触型飲食店として、
料理配膳ロボットを導入。
ロボットが配膳&下げ膳を担当し、肉や料理は”特急レーン”
に乗って運ばれ、従業員との接触率を抑制。
従来の居酒屋業態に比べ80%減の接客減を実現し、ホール業務の
効率化と新型コロナ感染拡大防止策を強化するとのことです。
もちろん、ワタミのこの戦略が「吉と出るか凶と出るか?」は
わかりません。
しかし、時代の流れを先読みして、業態転換を「決断」された
ことに、私は多いに敬意を表したいと思います。
では、社労士事務所はどうでしょうか?
「電子申請やIT化・クラウド化によって手続業務がなくなる」
と言われて久しいですが、多くの事務所がまだ「改善レベル」の
対応しかしていないように感じています。
あなたの事務所が「改革」や「変革」をするとしたら、
それはいったいどんなことに取り組むことなのでしょう?
そのやり方は、こちらのセミナーでお伝えします。
★社労士事務所のビジネス変革(BX)セミナー
http://seminar.zenshuren.net/20201226bx/