昨日は、全日空が導入する「タスク型就労制度」について
私の個人的な意見を述べさせていただきました。
働く人たちのライフスタイルや価値観が多様化することで、
「働き方」にも色々なバリエーションが必要になるので、
これからは1社だけに雇われる時代ではなくなる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というのが私の考えです。
だからこそ、これからは「労働契約」が非常に重要になると
考えているのです。
★キミの生涯賃金”2億円”を守る!労働契約の方法
知らないと、絶対損をする!これからの働き方
https://tinyurl.com/y23tunls
そんな話をしていたところ、昨日の日経新聞の1面には、
従業員シェアで雇用維持
~~~~~~~~~~~
という記事が掲載されていました。
コロナの影響を受け、人手が足りない企業が業績不振企業から
出向者を受け入れる「従業員シェア」が本格化しているとのこと。
コロナ禍の長期化で、労働時間の削減や賃金調整による雇用維持
には限界が生じています。
また、雇調金の財源も枯渇していますので、政府としても労働力
移動の方向に舵を切ろうとしています。
そういう意味では、「従業員シェア」を進めるというのは企業が
実施する雇用施策としては正しい選択だと思います。
しかし、個人的にはこれはあくまでも「企業の理屈」のような
気がしてなりません。
なぜなら、私が考えている「未来の働き方」というのは、
企業と対等な立場で契約をすることで、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
労働者が自分のスタイルで自由に働ける
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というものだからです。
今回は緊急事態なのでやむを得ない部分もあると思いますが、
会社の都合で一方的に出向や転籍を命じられてしまうとしたら、
その人のキャリアやモチベーションはどうなってしまうので
しょうか?
だって、航空会社に就職した人が、小売店や飲食店で働くわけ
ですよ。
これまでも関連会社への出向・転籍はあったと思いますが、
今回の出向や転籍や業界や資本関係の垣根を超えているという
ところが新しい論点ですね。
もちろん、労働者にも責任があります。
これからの時代は、すべてを会社任せにするのではなく、
「自分の仕事やキャリアは自分で決める」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
という覚悟が必要になるでしょう。
あるいは、もしものことがあっても、いつでも転職ができる
ように知識やスキルを常に磨いておくことも大事だと思います。
そういう意味では、労働者にとっても「厳しい時代」がやって
くるということが言えるのかもしれません。
まさに、「自由と自己責任」が求められるということですね。
だからこそ、「働くとは?」について真剣に考えてもらいたいと
思っています。