昨日は、労働問題の相談件数が12年連続で100万件を超えている
という現実を受け止め、私たち社労士の日頃の活動を反省すべき
である、という話をしました。

そして、社労士の本来の役割は労働トラブルを「予防」すること
であることも確認させていただきました。

では、労働トラブルを「予防」するためにはどうすれば良いの
でしょうか?

そのためには、まずは「原因」を探る必要があります。

私は、労働トラブルが発生する主な原因は以下の2つであると
考えています。

(1)労働契約に関する知識不足

(2)働くことについて学ぶ機会がない

「労働契約に関する知識不足」というのは、労働者はもちろん、
使用者側にもある問題です。

もちろん、大企業であれば人事労務管理に関する専門部署が
あり、中には社労士資格をお持ちの方もいらっしゃいますので、
労働関連の法律知識についてはまったく問題ないと思います。

しかし、中小・零細企業においては、担当者(総務部長など)
が必ずも十分な法律知識を持っているとは限りません。

ましてや、小規模な会社の場合には社長が直接担当している
なんて場合も少なくありません。

社長は売上や利益をあげることに熱心ですから、労務管理の
ような「後ろ向き」なことにはあまり関心がないのです。

ですから、採用時(労働契約締結時)に

 「ウチの会社は有給休暇なんてないから」

 「給料には残業代も含まれているから」

みたいなことを平気で口走ってしまうのです。

雇われる立場の労働者は、文句を言うと採用してもらえない
ので、「わかりました」と言うしかありません。

ここに労働トラブルが発生する「タネ」があるのです。

しかし、この問題をさらに掘り下げて考えてみると、
なぜこのような状況が生み出されてしまうのかという
「真の原因」にたどりつきます。

それは、

 そもそも私たちは学校教育の中で、
 ~~~~~~~~~~~~~~~
 「働くこと」について学んでいない
 ~~~~~~~~~~~~~~~~

ということです。

たとえば、労働基準法のことや労働契約のこと、就業規則
のことなどについて、学校(高校や専門学校、大学など)で
教えてもらう機会はありません。

就職活動をする時になって、学校のキャリアセンターなどで
ちょっとした教育があるだけではないでしょうか?

これでは、ニッポンの労働環境が良くなるはずがないと
私は考えています。

そこで、上記2つの「原因」を取り除くために、必要とされる
役割(職業)が「労働契約エージェント」なのです。

「労働契約エージェント」の具体的な活動内容については、
こちらのセミナーでご紹介をさせていただきます。

 ★出版記念オンラインセミナーへのご参加はこちら
  http://seminar.zenshuren.net/20201126shuppan/

・この記事が役に立ったらシェアしていただければと思います
このエントリーをはてなブックマークに追加