今日のテーマは、少し耳が痛い話かもしれません。
でも、大事なことですので、我慢をして聞いて下さい。
なぜなら、あなたの事務所の「弱み」について考えてみるという
テーマだからです。
はじめにお伝えをしておきますが、どんな会社にも必ず弱点が
あります。
だから、あなたの事務所に弱点があったとしても、そんなに
ショックを受ける必要はありません。
しかし、しっかりと弱点を認識しておき、最悪の事態になった
場合の対処法をシミュレーションしておくことは大事なことです。
ということで、「心の準備」はできたでしょうか?
では、ここであなたに質問です。
ライバルがあなたの事務所を潰すとしたら、
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どんな作戦を仕掛けてくるでしょうか?
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あるいは、
あなたがライバルからやられたら困ることは何ですか?
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それは例えば、
・顧問先に対して「安い顧問料」で提案をされたら困る
・顧問先に対して「助成金の提案」をされたら困る
・顧問先に対して「就業規則の不備」を指摘されたら困る
ということかもしれません。
でも、ビジネスというのは戦いです。
戦いに勝つためには、相手の弱点を攻めるのがセオリーです。
だとしたら、あなたの弱点を攻めてくるライバルが現れたとしても
おかしくないでしょう。
むしろ、それが当たり前だと考えるのがビジネスの世界です。
では、その弱点を克服するためにはどうすれば良いでしょうか?
たとえば、顧問料が安いということでひっくり返されることが
心配であれば、
料金では比較できない価値を提供する
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という対策が考えられます。
助成金の提案をされたら困るという人は、自分から積極的に
顧問先に対して助成金の情報提供をする。
就業規則の不備を指摘されたら困るというのであれば、
就業規則見直しの提案を先にしておく。
ということです。
このように考えると、あなたの事務所に弱点があるとするならば、
それは顧客のニーズを満たしていないということなのです。
もしかしたら、顧客のニーズを聞くことすらしていないのかも
しれません。
私たちの仕事は労働集約型ですから、どうしても日常業務の忙しさ
に埋没してしまい、顧客の話に耳を傾けることが難しくなる傾向に
あります。
しかし、時には立ち止まり、顧客の状況をしっかりと確認する必要
があります。
私は中小企業の社長からよくこんな愚痴を聞くことがあります。
「ウチの社労士は手続業務はやってくれるけど、
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それ以外の相談には全然乗ってくれないんだよ」
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このような社長は、
ちゃんとしたサービスを提供してくれるのであれば、
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顧問料はもっと支払ってもよい
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と密かに思っているのです。
そんな社長にしっかりと「お金を支払わせてあげていない」のは、
むしろあなたの責任ですよ。