昨日は、「社労士サマーブートキャンプ」の定例ミーティングを
開催しておりました。
前回(2週間前)に出させていただいた課題である、
「事務所コンセプト」の見直し
~~~~~~~~~~~~~~
についてご発表をいただき、私の方からフィードバックをさせて
いただきました。
復習をしておきますと、事務所コンセプトというのは経営理念の
ようなものであり、あなたが社労士事務所を経営している理由や
目的のことです。
これに対して、「事業コンセプト」というのは商品やサービスを
どのように販売するのかというビジネスモデルのことです。
具体的には、
事業コンセプトは「何(商品・サービス)」を
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「どのように(集客・販売)」を考えること
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
であり、たとえば社労士事務所の場合であれば、
・在宅勤務制度のコンサルを助成金を活用して提案する
・雇調金の提案をしながら顧問契約の提案をする
・勤怠管理システムの提案しながら給与計算を受託する
といった感じになります。
ただ、これは「売り手側の視点」に偏ってしまっており、
私たち社労士が顧客にどのような「価値」を提供できている
のかが見えてきません。
もちろん、契約を獲得する手法(テクニック)としては大事な
ことだとは思います。
しかし、そこには
「なぜ、そのサービスを提供しているのか?」
というあなたの「思い」「熱意」がまったく感じられません。
そこで、「事務所コンセプト」を明確にしてそこを補完しておく
必要があるのです。
事務所コンセプトを明確にするためには、
あなたの顧客がどうなって欲しいのか?を意識する
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということがポイントです。
つまり、
事務所コンセプトとは、「誰(あなたの顧客)」が
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「どうなるのか?(どのような価値を感じるのか?)」を考える
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということです。
もう一度よくご覧をいただきたいのですが、
事業コンセプトは、「何(商品・サービス)」を
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「どのように(集客・販売)」を考えること
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
でした。
2つの違いは、視点がどこにあるかということです。
「顧客視点」なのか、「自分視点」なのか。
事務所コンセプト(理念、思い)から生み出された事業コンセプト
(商品・サービス)だからこそ、顧客に対して説得力のある提案が
できるようになるのです。
これが「ブランディング」の基本です。
なぜなら、ブランドとは「顧客との約束」だからです。
あなたの事務所は、顧客からどのような「ブランド」として認識
されているでしょうか?