ただいま、在宅勤務制度を導入するための「7つのステップ」に
ついてお伝えをしております。
ステップ1 導入目的・基本方針の策定
ステップ2 現状把握・導入方針の決定 ← 今はココ
ステップ3 導入スケジュールの策定
ステップ4 社内管理体制の整備
ステップ5 社員教育
ステップ6 トライアル導入と評価
ステップ7 本格導入
ステップ2で在宅勤務制度の「導入方針」を決定するためには、
「現状把握」をしなければなりません。
昨日は、そのための「業務分析のやり方」についてお伝えを
しました。
そして、業務分析を行うことでムダな作業の見直しができて、
業務の効率化につながることも理解いただけたと思います。
これにより、在宅勤務制度の導入方針、すなわち
(1)対象者(部門)
(2)対象業務
(3)対象頻度
をどうするのかが見えてくるはずです。
しかし、「現状把握」で行うことは業務分析だけではありません。
実は、在宅勤務制度を導入する上で意外と「盲点」になっている
ことがあります。
それは何かと言うと、
社員の自宅における「ネット接続環境」
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です。
もちろん、今どき自宅からインターネットに接続できないという
社員はほとんどいないと思います。
しかし、ここで確認をしておくべきことは
業務でも問題なく使用できるネット環境
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を準備することができるかどうかということです。
たしかに、メールやチャット、あるいはITツール(ソフト)を使う
だけなら大きな問題はないかもしれません。
しかし、
社内会議(テレビ会議)や顧客との商談をオンラインで行う
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ことが想定されるのであれば、ネット接続環境のチェックを
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することは不可欠です。
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Zoomなどでオンライン会議をやったことがある方なら経験したこと
があるかもしれませんが、たまに
画面の向こうで固まっている人がいませんか?
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そうです、アレです。
たとえば、
自宅のネット環境がWi-Fi接続で、
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しかも3階の部屋までルーターで中継してネット接続
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をしていたりする場合は、動画や音声が途切れてしまう場合が
あります。
ある程度の通信速度が確保できていたとしても、2階の部屋で
子どもがYoutubeを視聴し始めると突然スピードが遅くなる、
なんてこともあったりします。
あるいは、若い人の場合は、自宅には電話もネット回線もなく、
プライベートはスマホだけで通信をしているという場合もある
かもしれません。
しかし、在宅で仕事をする場合には、それでは困ります。
したがって、在宅勤務制度を導入・実施する場合には、
対象となる社員の自宅におけるネット接続環境をきちんと
確認しておく必要があるのです。
これは「意外な盲点」ですので、ぜひ注意して下さい。