ただいま、「給与計算ビジネス」についてお伝えをしております。
これまで以下のビデオをお届けしましたが、ご覧いただきました
でしょうか?
★本当は儲かる給与計算ビジネス
http://em-tr261.com/L71358/v527/86001
★社労士が給与計算を行うメリットとは?
http://em-tr261.com/L71358/v527/96001
上記のビデオをご覧になった方は、社労士事務所が『給与計算
に取り組むべき理由』や『給与計算を行うメリット』について
十分にご理解をいただけたことと思います。
しかし、ビジネスとして給与計算に取り組み『儲かるサービス』
として提供できるようになるのは、残念ながらそんなに簡単な
ことではありません。
なぜなら、そこにはクリアしなければならない “5つの壁” が
あるからです。
<第1の壁> 実務の壁
当たり前ですが、給与計算サービスを提供するためには、
給与計算の実務ができなければなりません。
しかし、これまで給与計算をやったことがない人が、実務を
マスターすることは決して簡単なことではありません。
その理由は、『給与計算のやり方』と『給与計算ソフトの
操作方法』の2つのことを同時に学ばなければならないから
です。
『ソフトの操作方法』はソフト会社が教えてくれますが、
ソフト会社は『給与計算のやり方』は教えてくれません。
だから、給与計算の実務をマスターすることが難しいのです。
給与計算の基本を知らずに給与計算シフトの操作方法だけを
マスターしても、正しい給与計算はできるようにはならない
のです。
<第2の壁> イレギュラー処理の壁
給与計算の基本実務ができても、それだけでは十分とは
言えません。なぜなら、給与計算には必ずイレギュラー処理
があるからです。
たとえば、次のような業務です。
・扶養の変動(結婚、出産、子の就職など)
・手当の変動(通勤手当、役職手当など)
・標準報酬額の変更(月額変更など)
・介護保険の該当者チェック(40歳到達者)
・産前産後、育児休業(保険料の免除など)
・賞与計算(通常はオプション契約)
・年末調整(通常はオプション契約)
こうしたイレギュラー業務がきちんとできて、
はじめてビジネスとしての給与計算サービスが提供できる
ことになります。
しかし、すべてのイレギュラー処理を経験するまでには
かなりの時間を要します。
独学で給与計算の実務を完璧にマスターしようと思うと、
通常は2~3年の現場経験が必要になるでしょう。
<第3の壁> 業務効率化の壁
第3の壁とは、給与計算の「提案方法」や「契約方法」
のことです。
ほどんどの社労士事務所は、顧客から言われたままの
やり方で給与計算を受託してしまっています。
歩合給などの『変動給の計算』や『経費や貸付金などの精算』
など、その会社独自のルールでやっている給与計算をそのまま
引き受けてしまっているのです。
これが大きな間違いです。
このようなやり方で給与計算を受託してしまうと、10社受託
すると10通りのやり方で給与計算を行わなければなりません。
これでは非常に効率が悪いですし、計算ミスが生じる原因にも
なります。
ビジネスの視点で考えた場合には、このような条件で契約を
してはいけません。
しかし、残念ながら、ほとんどの社労士事務所ではここが
できていないのです。
経験が豊富で給与計算の実務に自信を持っているほど、
このような非効率な条件で給与計算を受託してしまう傾向に
ありますので、注意が必要です。
<第4の壁> 差別化の壁
第3の壁までクリアできれば、あなたの事務所の給与計算は
相当に収益性の高いサービスになっているでしょう。
しかし、本当の意味での『儲かる給与計算ビジネス』を
目指すためには、まだ突破しなければならない壁が残って
います。
それは、差別化の壁です。
給与計算(明細書の発行業務)というのは、どこに依頼を
しても 結果はまったく同じになります。
依頼する業者によって、 給与の金額が違ってはおかしな
話ですからね。
しかし、どこに依頼をしても結果が同じということであれば、
最終的には値段の安いところに流れて行ってしまいます。
それが市場原理というものです。
つまり、価格競争に巻き込まれてしまうということです。
そうならないためには、ライバルとは違う付加価値(差別化
ポイント)を付けなければなりません。
<第5の壁> 単価アップの壁
最後に残るのは、単価アップの壁です。
ライバル事務所との差別化は値下げ防止には役には立ちますが、
単価アップをさせるまでには至らないでしょう。
給与計算の単価アップを実現するためには、競合との圧倒的な
差別化ポイントがなければダメなのです。
別の言い方をすれば、顧客が『お願いですから給与計算を
やって下さい』と言って頭を下げるほどのメリットをあなたの
事務所が提供できるかどうかです。
そこまで出来て、本当の意味での『儲かる給与計算ビジネス』
が実現します。
実は、ほとんどの人がこの”5つの壁”の存在を知りません。
すでに給与計算の実務ができる人は、『第1の壁』『第2の壁』は
クリアしているのですが、その先にまだ壁があることを知らない
のです。
だから、実務ができることに満足をしてしまい、結果として
『第3の壁』の落とし穴に陥ってしまっている人が多い
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のだと、私は考えています。