ただいま、「開業ネタ」についてお伝えをしております。
これまで、以下のようなお話をしてきました。
◆開業するというのは「起業(事業を興すこと)」である。
「顧客開拓」をして「売上」をあげるのが絶対条件。
◆契約が獲得できる「自信」や「見込み」がないのであれば、
そもそも開業するべきではない。
◆「行き当たりばったり」で開業しても絶対にうまく行かない。
しっかりと「売上計画」と「資金計画」を立てること。
◆社労士で開業することの「厳しい現実」を知る。
開業初年度の年商は100~200万円である。
本メルマガの読者は開業3年以上の方々が多いと思いますので、
上記の内容についてはかなり納得していただけるはずです。
しかし、これから開業する方にとっては、なかなか受け入れがたい
「真実」なのかもしれません。
だって、開業初年度は年商は100万円だなんて夢がありませんよね?
経費のことを考えたら、実質の収入は「ゼロ」ですよ。
だから、あまり大っぴらに話す人はいませんが、ほとんどの開業
社労士は何らかのカタチで借金をした経験があります。
もちろん、私も借金をしました。
開業する時に、国の創業融資で300万円を借りました。。
しかも、それだけでは全然足りなかったので、クレジットカードの
キャッシングにもたびたびお世話になったことがあります。
このような話をすると、
「やっぱり社労士で開業するのは厳しいのか・・・」
「借金をしなければならないのなら止めておこう」
と考えてしまう人が多いかもしれませんね。
でも、よく考えてみて下さいよ。
どんな事業であっても、開業当初は借金をするのが当たり前です。
たとえば、開業資金として300万円を借りたとしても、5年返済で
あれば毎月の返済額は5万円程度です。
だから、借金をするのが問題なのではありません。
本当の問題は、「借金を返済できないこと」です。
つまり、毎月5万円が支払えないことが問題なのです。
だから、できるだけ早く「契約」を獲得して「売上」をあげ、
借金を返済できるようにならなければなりません。
もっと言えば、事業というのは借金をしてでもお金が回っていれば
何とかなりますが、資金繰りに行き詰まったらそこで終わりです。
だから、借金をしてでも「お金を回す」必要があるのです。
これが「経営者感覚」というものです。
開業するのであれば、この感覚を身につけなければなりません。
だから、誤解を恐れずに言えば、
社労士で開業するのであれば「借金をする勇気」を持つ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ことが必要だと、私は考えています。
もちろん、十分な開業資金が準備できていて、借金をする必要が
ないという人は、無理にお金を借りる必要はありません。
でもね。
そういう人に限って、失敗してしまうんですよ。
その理由については、明日お伝えします。