先日、テレビを観ていたら
銀行員の私服化が解禁されることで大打撃を受ける制服業界
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というニュースを放送していました。
大手銀行でも、スーツや制服ではなく私服で業務をすることが解禁
されたとのことで、制服業界が大打撃を受けているという内容です。
これまで制服業界の市場規模は1兆円あったのに、今では5000億円に
半減してしまっているとのこと。
これにより、倒産する企業も増えているようです。
市場の規模が半分になれば、それも当然なのかもしれませんね。
しかし、このニュースを聞いた私は、正直言って
制服メーカーの経営者はいったい何をしていたんだ!
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と思いました。
なぜなら、そんなことは今に始まったことではなく、ずっと前から
容易に予測できることだったからです。
たとえば、10年位前から「クールビズ」や「ウォームビズ」という
のは確実に広まってきていました。
最近では、女性が仕事でハイヒールを履くことを強要されることに
反対の声もあがっています。
つまり、現在では
「社員が快適に働けるために服装も常識の範囲で自由にする」
という認識が高まってきているのです。
このような流れを受けて、「制服」の市場が縮小することは誰でも
予想ができたことです。
「銀行員に私服化が解禁された」というのは、ひとつのきっかけに
過ぎません。
しかも、経営者であるならば、
「最悪の事態を想定して最善の策を尽くす」
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必要があったはずです。
それなのに、「市場が縮小したので倒産しました」というのは、
経営者としてあまりにも無策であったと言わざるを得ません。
その一方で、番組ではこうした市場環境の変化に対応して、
「制服のような私服」を開発したメーカー
も紹介されていました。
番組では紹介されていませんでしたが、おそらく目端の利く経営者
であれば、たとえば
「コスプレ市場」に向けた商品
などを開発をしているはずです。
では、私たち社労士業界はどうでしょう?
行政手続の簡素化、デジタルファースト法などの流れを受けて
労働・社会保険関連の手続業務がなくなることは確実です。
そんなことは、もう10年位前から言われ続けていたことです。
それなのに、あなたがまだ何の対策も講じていないとしたら、
残念ながら制服メーカーと同じ運命をたどるしかありません。
「でも、どうすれば良いのかわからない・・・」
という方は、もう一度以下のビデオをじっくりとご覧下さい。
★手続業務なき後の社労士事務所の経営を考える
http://em-tr261.com/L71358/v527/44301