ダイレクトメール営業をするのであれば、最初に意識しなければ
ならないことがあります。
それは「到達率」です。
どんなに素晴らしい、魅力的なダイレクトメールであっても、
相手に届かなければまったく意味がありません。
そのためには、「外観(体裁)」が大事だという話をしました。
具体的には、「宛名」や「差出人」などについて工夫をするという
ことです。
しかし、それだけでは十分ではありません。
たとえ社長の机の上にダイレクトメールがちゃんと届いたとしても、
(郵送で送った場合には)それを開封してもらえなければレターを
読んでもらうことができないからです。
つまり、「開封率」の問題です。
もちろん、律儀な性格な社長であれば、自分に届いた手紙はすべて
開封するかもしれません。
でも、忙しい社長の場合には、ひと目で「売り込み」とわかるような
ダイレクトメールは開封せずにゴミ箱に捨ててしまうことも多いはず
です。
あなたは自宅に届いたダイレクトメールをすべて開封していますか?
ある調査によると、自分宛てのダイレクトメールの開封率は60~80%
だと言われています。
もちろん、開封率というのは受取人との関係性やタイミングにによって
大きく変わるものです。
しかし、ここで重要なポイントは
ダイレクトメールの20~40%は開封されていない
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という事実です。
であるならば、開封してもらえるような努力をするべきでしょう。
ダイレクトメールを開封してもらうための最大のポイントは、
自分に関係ある手紙、自分の役に立つ情報だと思ってもらう
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ということです。
たとえば、ハローワークに求人を出している会社の社長に対して、
「ハローワークで求人をしている社長様に重要なお知らせ」
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と封筒に書いたダイレクトメールを送ったらどうでしょうか?
それも、まったく売り込み色を感じさせないような無地の茶色い
封筒で送られてきたらどうでしょう?
もしかしらた行政(ハローワーク)から何か重要なお知らせが
来ているかもしれない、と思って開封する確率は高いと思います。
もちろん、これは「騙し討ち」だと言われてしまえばその通りです。
でも、ダイレクトメール営業をするのであれば、まずは「到達率」や
「開封率」を上げないことには、まったく成果が出ないのです。
たとえば、到達率が80%で開封率も80%だとしたら、せっかく苦労
してお金をかけて送ったダイレクトメールのうち64%しか開封して
もらえていないことになってしまいます。
つまり、36%はただの紙くずになってしまっているということです。
100通出したら36通がゴミ箱へ直行です。
繰り返しになりますが、ダイレクトメールは相手に届いて、かつ
開封してもらわなければ意味がないのです。
あなたは、開封率を上げるためにどのような工夫をしますか?