昨日は、ダイレクトメールの「到達率」についてお伝えをしました。
中小企業の経営者向けのダイレクトメールというのは、
社長の机に置かれる前にゴミ箱に直行しているケースがとても多い
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という「厳しい現実」についてはご理解をいただけたでしょうか?
ダイレクトメールが社長の机に置かれて、社長がそれを捨てるので
あればともかく、あなたのダイレクトメールが
社長の机に置かれる前に社員によって処分されてしまっている
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というのは、「許しがたい」ことだと思いませんか?
だって、苦労をして文面を考えて、お金をかけてダイレクトメールを
送っているんですよ。
それなのに、「悔しい」と思いませんか?
しかし、それがダイレクトメール営業というものです。
まずはこの「厳しい現実」を受け止めなければなりません。
その上で、具体的な対応策を考えるのです。
では、どうすれば「到達率」を改善することができるのでしょうか?
郵送ダイレクトメールの場合に、ポイントとなるのは「外観」です。
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具体的には、
「どのような体裁」で「誰に(宛先)」対して
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「誰から(発送元)」送られた郵便物にするのか?
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を考えるということです。
この時点で最優先で考えなければならないことは、こちらが届けたい
相手(通常は社長)に確実に届けるにはどうすれば良いのか、という
ことです。
その一点に集中して対策を考えましょう。
なので、ダイレクトメールの中身はまったく関係ありません。
たとえば、ダイレクトメールを受け取った人が、どのように判断する
のかについて考えてみましょう。
社長からは「営業ダイレクトメールは捨てるように」と言われている
わけです。
ですから、「パッと見てそれとわかる体裁」ではゴミ箱に直行です。
そこで、「ダイレクトメールとはわからないような体裁」であることが
ポイントになります。
だから、宛名書きはタックシールに印字をした綺麗なものよりも、
「手書き」の方が良かったりします。
また、差出人も「社労士事務所」や「株式会社」よりも「個人名」の方が
到達率は高いでしょう。
なぜなら、それを受け取った人は社長への個人的な手紙(友人などからの)
だと勘違いをしてくれるからです。
社長宛てのパーソナルな手紙を、勝手にゴミ箱に捨ててしまったら大変な
ことになりますからね。
もちろん、その手紙(ダイレクトメール)を開封した社長からは
「手紙を装ってダイレクトメールを送るとは何て奴だ(怒)!」
と思われてしまうリスクがあることは言うまでもありません。
しかし、ここではあくまでも「到達率」を高めるための具体的な対策
について考えていますので、どうぞ誤解のないようにお願いします。
ちょっと小手先のテクニック的なことになってしまいますが、ダイレクト
メールというのは相手に届かなければまったく意味がありません。
そのためには、色々な工夫が必要だということをお伝えしたいのです。