このところ、「事務所コンセプト」の重要性についてお話をして
きました。
「事務所コンセプト」とは、別の言い方をすれば、
あなたの事務所が顧客からどのように認識されるか?
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ということです。
つまり、「フツーの社労士」と思われるのか「唯一無二の存在」
として信頼されるのか、ということでもあります。
お店に例えるのなら、「空腹を満たすためだけの店」なのか、
「美味しい料理と気持ちの良い接客で豊かな気持ちになる店」
なのかの違いです。
前者であれば「取り敢えず」ということで店を決めるでしょうが、
後者の場合には「この店でなければ」という気持ちが強いでしょう。
「取り敢えず」ということは、代替が効くというということです。
つまり、代わりはいくらでもある。
しかし、「この店でなければ」と決めたら、絶対にそこでなければ
ならないのです。
「今日はあの店の〇〇が食べたい」となったら、それ以外の選択肢は
ありません。
これが「行列ができるメカニズム」です。
あなたも「行列ができる社労士事務所」を作りたい思いませんか?
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そのために必要なのが「事務所コンセプト」なのです。
ただ、この「事務所コンセプト」を明確にするのは簡単ではありません。
それは、時間をかけて段々と出来かがってくるものだと思っています。
もしかしたら、「行列ができる繁盛店」はコンセプトなんて意識をして
いないのかもしれません。
ただ目の前のお客様に喜んでもらおうと思って一生懸命にサービスを
提供していたら、いつの間にか行列が出来ていた、ということなのだと
思います。
だから、
事務所コンセプトをどうするのかで悩むのではなく、
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どのような「サービス内容(メニュー)」を提供すれば
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顧客に喜んでもらえるのか?
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を考えることが先決です。
そうやって、顧客に喜ばれるサービスを提供し続けることで、少しずつ
事務所のコンセプトが見えてくるはずです。
つまり、「事務所コンセプト」というのは無理やり作るものではなく、
自然と出来上がってくるものなのです。
「経営理念」なんかも、きっと同じですよね。
起業した時には経営理念なんてない会社がほとんどだと思いますが、
経営をし続けることによって「これだけは外せない大事なもの」が
見えてくる。
それを言語化したものが、「経営理念」になるのだと思います。
「事務所コンセプト」というのもこれと同じで、一朝一夕で作れるもの
ではありません。
それまでは、ただひたすらに「顧客に喜んでもらうサービス」を提供し
続けるしかありません。