顧客開拓を目的にセミナーを開催する場合に、必ずしもあなたが
売りたい商品を「テーマ」に集客をする必要はありません。
たとえば、「就業規則」の契約を獲得するために、
「就業規則見直しセミナー」
みたいなタイトルでセミナーを開催しなければならないという
わけではないのです。
むしろ、別のテーマで集客をして、そこから就業規則のビジネスに
つなげて行くような営業プロセスの設計をした方が良い場合が
多いかもしれません。
たとえば、「助成金」のような「お得な情報」であれば、そのもの
ズバリ「最新助成金セミナー」みたいなタイトルでも良いでしょう。
しかし、「未払い残業代」のような「テーマ」になると、チラシを
受け取った社長はちょっとビミョーな気持ちになってしまいます。
たとえ興味があったとしても、
セミナーに参加することを社員に知られたくない
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と思う社長もいるでしょう。
そのような場合には、「テーマ」を少しずらしてセミナーを開催
するようにして下さい。
では、どのようにテーマをずらせば良いのでしょうか?
ここで再度確認をしておきますが、セミナー営業の目的は契約を
獲得することです。
したがって、セミナーに集客する人は、あなたのバックエンド商品に
興味関心がある人(見込客)でなければなりません。
しかし、その見込客を直接あなたの商品を「テーマ」にして集客する
ことが難しい。
そんな場合には、その「見込客」の属性を考えてみましょう。
あなたの商品の見込客は、具体的にどんな人(会社)でしょうか?
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たとえば、就業規則を売りたいのであれば、「遵法意識が高い会社」
というのがあなたの見込客だと思います。
法律が変更になったら、自社の就業規則もそれに対応するように見直しを
しなければならないと考えるような真面目な会社でしょう。
そのような会社が、今どのような「テーマ」に関心があるのかを考えて
みて下さい。
たとえば、「ハラスメント」なんてどうでしょうか?
これから「パワハラ防止対策」が法制化されようとしていますが、
そうなったらどのような対応が必要になるのかを心配しているかも
しれません。
だとしたら、「ハラスメント防止対策セミナー」に興味を持つ可能性は
高いでしょう。
そこで、このハラスメントを「テーマ」したセミナーに集客します。
セミナーでは、ハラスメント防止に関する対策の話をするとともに、
就業規則の変更が必要になることを伝えます。
併せて、最近の法令改正(育児介護休業法の改正など)について整理した
情報を提供して、
「最新の法令に対応していないと、こんな問題が発生しますよ」
という話をします。
ここからは、完全に「就業規則見直しセミナー」になります(笑)。
でも、この流れで説明すれば、決して不自然ではありません。
あなたは、
「ハラスメント」をテーマにして集客をして
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「就業規則見直しセミナー」を開催したことになるのです。
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そして、セミナーの最後に参加者への特典として
「就業規則無料診断サービス」
の提案をすれば良いわけです。
繰り返しになりますが、セミナーに集客することと、セミナーに参加
した人に商品を販売をすることは別物です。