昨日は、
セミナー集客は「タイトル」よりも「テーマ」が大事
ということをお伝えしました。
もちろん、「タイトル」は集客のための重要な要素の一つでは
ありますが、その前に「テーマ」を考えなければなりません。
たとえば、「未払い残業代対策コンサル」という「商品」を
販売するためにセミナーを開催する場合、
未払い残業代を「テーマ」にすることがベストなのか?
ということを顧客視点で検討する必要があるのです。
たとえば、社長のところに「未払い残業代問題解決セミナー」
というタイトルのFAXDMが届いたら、社長はどんな気持ちに
なるでしょうか?
社員の目もありますので、ビミョーな感じですよね。
場合によっては、「余計なことをしやがって!」と怒るかも
しれません。
そうしたら、セミナーに参加するどころではないでしょう。
もし、「未払い残業代セミナー」をDM(ダイレクトメール)で
集客するのであれば、FAXよりも郵送の方が無難だと思います。
しかし、そもそも「未払い残業代」という「テーマ」が
セミナー営業にふさわしいのかということを再検討する必要も
ありそうです。
そこで、私が「未払い残業代コンサル」を売るためにセミナーを
開催するのであれば、
ハローワークで求人をしている企業様へ
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労働時間を改善して優秀な人材を確保・定着させる方法
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みたいなFAXDMを出すと思います。
なぜ、このようなタイトルでセミナーを開催するのかというと、
セミナーに「集客」することと
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セミナー参加者にコンサルを「販売」することは別
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だからです。
もちろん、最終的には「未払い残業代コンサル」を販売するわけ
なので、このテーマにまったく関係のない人(会社)を集客しても
意味がありません。
しかし、人材の確保や定着で悩んでいる会社に対して、
働きやすい職場環境を整備することで優秀な人材を採用でき、
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社員の定着率も高くなりますよ
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そのためには、残業時間の削減や有給休暇の取得率アップを
図りましょう。
今の時代、未払い残業代があるなんて論外です。
そんな会社には、良い人材は集まりません!
ということを伝えることはとても効果的です。
このように考えれば、「採用」と「未払い残業代対策」には
共通点があるということになります。
しかも、ハローワークで求人を出している会社というのは
比較的真面目な会社が多いので、法令違反を指摘されると
是正しようとする会社は多いと思いでしょう。
つまり、「採用セミナー」をフロントエンド商品にして、
バックエンドで「未払い残業代対策コンサル」を販売する
という作戦です。
あなたは「集客」と「販売」を分けて考えていますか?