社長と経営の話をするのであれば、やはり決算書の内容について
ディスカッションができるようになりたいものです。

しかし、それは難しい財務分析をしましょうということでは
ありません。

あくまでも、社長とコミュニケーションをするための「ツール」
として決算書を活用するということです。

たとえば、「売上」のこと。

 売上が伸びているのか、横ばいなのか、落ちているのか?

 その理由は何なのか?

 部門や商品別にみた場合はどうなのか?

 エリア別(支店や営業所)別はどうなのか?

 取引先別にはどうなのか?

ということを質問するだけでも、社長との会話は成り立ちます。

もしかしたら、社長の頭の中には「全体の売上」しかないのかも
しれません。

だとしたら、あなたの「質問」によって、社長に新たな「視点」を
提供したことになります。

つまり、社長が自分では気づかなかったこと、あるいは見逃して
いたことを、あなたが気づかせてあげたことになるのです。

これが、あなたが提供する「価値」です。

ここで重要なことは、社長に「気づかせてあげる」ということであり、
その問題をあなたが解決する必要はないということです。

なぜなら、社長というのは、ちょっとしたヒントを与えてあげさえ
すれば、あとは自分で勝手に行動する生き物だからです。

しかも、そのきっかけを与えてくれたあなたに、とても感謝をして
くれます。

だから、あなたの役割は新鮮な「質問」をすることです。

ド素人だからこそできる、ごくごく当たり前の質問をすることが
ポイントなのです。

 岡目八目(おかめはちもく)

 当事者よりも、第三者のほうが情勢や利害得失などを
 正しく判断できること

という言葉があるように、その分野の専門家であるが故に気づけない
「当たり前」の前提条件があります。

しかし、斬新なアイデアというのは、その前提条件を壊すことから
生まれたりします。

社長が求めているのは、そのような「新しい視点」です。

ド素人だからこそ、社長に何でも質問をすることができますし、
それが相手の役にも立つということです。

このことがわかれば、社長とも気軽に話をすることができるように
なるでしょう。

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