社員20名以下の小規模な会社は、社長がすべての実権を握って
います。
オーナー経営者であれば、なおさらです。
だから、この規模の会社と顧問契約をするのであれば、社長に
気に入られることがとても重要です。
たとえば、あなたが「社長の相談相手」のポジションを獲得する
ことができれば、月額10万円以上の高額報酬を得ることも夢では
ありません。
では、そのためにはどうすれば良いのでしょうか?
まずは「毎月1回の定期訪問」をすることが最低限の条件です。
信頼関係を構築するためには、「接触頻度」が重要だからです。
しかし、毎月訪問するのはよいけれど、
社長と会っても、どんな話をすれば良いのかわからない
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という人が多いようです。
それはきっと、あなたが
自分がしゃべりたい話を社長に一方的に伝えようとしている
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からだと思います。
あなたは社長に対して、人事労務管理のことや法律のことなどの
「社労士ネタ」を披露しようとしているのではありませんか?
別の言い方をすれば、自分の専門知識をアピールしようとしている。
しかし、社長というのは、そんな話に興味はないのです。
法律の難しい話を聞かされても、内容が理解できなかったりします。
だから、あなたは社長に対して情報を「伝えた」つもりであっても、
その情報は社長には「伝わっていない」ことが多いのです。
「伝えること」と「伝わること」は違います。
これは「コミュニケーションギャップ」ですね。
こうした「すれ違い」が続いてしまうと、社長の気持ちは少しずつ
あなたから離れて行ってしまいます。
そうなると「忙しいふり」をして、なかなか会ってもらえなくなる
というのが定番のコースです。
「先生も忙しいでしょうから、わざわざ来てもらわなくても・・・」
「今、ちょっとバタバタしていますので・・・」
「何かありましたら、こちらから連絡をさせていただきます」
このような「言い訳」をされたことがある人は要注意です。
あなたには、そんな経験はありませんか?
だって、あなたが社長にとって「本当に大事な人」であるのなら、
どんなに忙しいとしても、いや忙しいからこそ、あなたに会いたい
と思うはずです。
次回からは、社長があなたに必ず会いたくなるような「鉄板ネタ」
をご紹介することにしましょう。