前回は「HRテック」が急速に普及していることについて、お伝え
しました。
HRテックとは、
HR(Human Resource)× テクノロジー(Technology)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
の造語です。
勤怠管理や給与計算はもちろん、
採用から配置、退職までの人事管理、
目標管理や人事評価制度、
社員のモチベーション管理、
リーダー育成
などの幅広い人事関連業務において、AIやクラウドなどの
最先端のテクノロジーが導入されています。
本日は、採用関連のHRテックツールについて見てみましょう。
新卒のダイレクトリクルーティングに特化したサービスに、
Offer Box(オファーBox)
http://supervisor-ex.com/L71358/v527/11231
があります。
OfferBoxは、学生がプロフィールを登録しておくと、それを見た
企業から採用オファーが届く就活アプリです。
プロフィールを登録することで自然と自己分析の枠組みができ、
待っているだけで企業にアピールができる、というものです。
登録から採用が決まるまでの流れは以下の通りです。
(学生側から見た仕組み)
(1)プロフィールを登録する
(2)企業からのアクセスをチェック
(3)企業からオファーが届く
(4)お互いに興味を持って選考がスタート
(5)相互理解を深める少人数制の選考 → 内定
一方、企業側から見たの仕組みはどうなっているのでしょう?
(1)条件を指定して学生を検索
(2)プロフィールで普段の姿や過去の経験を確認
(3)会いたい学生に1通1通オファー
(4)学生が承認
(5)先行スタート → 内定
ご覧をいただいてわかると思いますが、企業から学生に対して
直接オファーをして選考がスタートするのが大きな特徴です。
これまでの採用とは正反対のやり方ですね。
企業にとっては、従来の手法ではなかなか出会えない学生を振り
向かせることができるというメリットがあります。
しかも、OfferBoxには学生検索の負担を減らす目的で、AIによる
検索システムが導入されているのです。
行動履歴の解析結果とビッグデータを照合することで、企業別の
「会いたい学生」を検索結果に表示させています。
企業が学生にオファーを送れば送るほど、自社が選びやすい学生を
AIが学習するので、使えば使うほど検索にかかる工数が削減できる
ようになります。
このように、Offer Box は
学生に対しては、自分では見つけられない企業との出会いを提供
企業に対しては、待っていても会えない学生との出会いを提供
することで、双方の「出会い」と「相互理解」の機会を増やし、
「入社後の可能性を広げる」という理念で事業展開をしています。
これって素晴らしい仕組みだと思いませんか?
AIが人間の仕事を奪うなどと言われていますが、テクノロジーを
活用することで、人間が幸せになれることもあるのです。
このあたりに、「AI時代を生き抜くためのヒント」があるのかも
しれません。
こちらの<特別講演会>では、「AIと人間の幸せな関係」について
お話をいただきます。
【特別講演のご案内】9月5日(水)開催!
AI時代を生き抜くための社労士事務所の経営戦略
http://supervisor-ex.com/L71358/v527/21231
残席わずかとなっています。