これからの社労士は、給与計算を受託しないと生き残ることが
できない。
しかし、給与計算の契約を獲得するのは意外と難しい。
それは、顧客が自社の給与計算に問題を感じていないから。
また、給与計算はライバルとの差別化が難しいので、価格競争に
巻き込まれてしまう可能性も高い。
これまで、こんな話をしてきましたね。
では、給与計算の仕事はどうやって獲得すればよいのでしょうか?
結論から言えば、給与計算の売り込みをしないことです。
えっ、売り込みをしないで、なんで契約が獲得できるんだ?
と不思議に思った人が多いでしょうね。
でも、思い出して下さい。
給与計算を受託している社労士事務所が、どうやって仕事を受託
したのかというアンケートです。
ほとんどの事務所が、『営業をしたことがない』と答えている
のです。
つまり、給与計算というのは積極的に売り込んで契約を獲得する
商品ではない、ということです。
給与計算だけで売り込みをしてしまうと、アウトソーシング会社
との競合になり、単価が安くなってしまいます。
この理屈はおわかりになりますよね?
では、ここからは具体的な戦術の話をしましょう。
ポイントは、どうしたら相手の方から
『先生の事務所で給与計算をやってもらえませんか?』
と言ってもらえるかを考えることです。
売り込みをしないというのは、そういうことです。
さて、あなただったらどうしますか?
まずは自分の頭で考えてみて下さい。