これから研修講師を目指そうという人に、絶対に知っておいて
いただきたいことがあります。
それは、
講師は教えたつもりでも、受講者は学んでいるとは限らない
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ということです。
矛盾しているようですが、これは研修の現場では日常茶飯事で
起きてる現象です。
そもそも、
「教える」というのは講師側の説明や働きかけであり、
「学ぶ」というのはそれを受け取る受講者側の行動変化です。
両者はそれぞれ別モノなので、「教える」=「学ぶ」ではない
のは当然といえば当然なのです。
でも、このことに気づいていない研修講師が多いのです。
自分は丁寧にわかりやすく教えたのだから、それを理解できない
のは受講者の問題だと思っている人さえいます。
このようなミスマッチを防ぐためにも、講師は最低限の学習理論
を身につけておく必要があります。
(学習理論についての説明をしていると長くなってしまいますので、
ここでは割愛をさせていただきます)
大事なことは、講師が「教える」ことでなく受講者が「学ぶ」こと
に責任を持つということです。
もちろん、講師がどんなに努力しても受講者の学びに至らない
こともあるでしょう。
だから、受講者が100%学ぶことに責任を持つことは現実的では
ありません。
でも、講師は少なくても受講者の学びに「コミットする」ことは
できるはずです。
ここでの「コミット」とは、「約束する」とか「引き受ける」
という意味です。
受講者が学べるように「できる限りのことをする覚悟をする」
と言ってもよいでしょう。
セミナーの目的は、情報提供。
研修の目的は、受講者の行動変容。
このことは繰り返し述べてきましたので、あなたも言葉では
理解しているかもしれません。
しかし、
受講者の学びにコミットする姿勢
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がなければ、ホンモノの講師になることはできません。
受講者の学びにコミットして、ホンモノの研修講師を目指す人は、
ぜひこちらの講座に参加して下さい。
2018年1月12日開催 研修講師養成プログラム
http://seminar.zenshuren.net/201712kenshukoushi/
残席あと2名です。