フロントエンド商品からバックエンド商品につなげるためには、
シナリオ設計が大事だという話をしています。
シナリオ設計をするためには、顧客の心理段階を考えながら、
相手の感情をコントロールしなければなりません。
では、このシナリオというのは、どのように設計すれば良いので
しょうか?
それには、まずゴールを明確にすることです。
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顧客開拓がうまく行かない人の多くは、商談をする時にゴールの
設定をしていません。
ゴールの設定とは、
この商談が終わった後にどのような成果を得ているのか?
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を明確にしておくことです。
たとえば、初回の面談であれば『次回の面談のアポイントを取る』
というゴール設定をするのが一般的ですね。
初回面談では信頼関係を構築して、相手の状況をヒアリングして、
次回の面談でこちらができることを提案する、というのが商談の
流れだからです。
あるいは、『無料診断を獲得する』というゴールも考えられます。
私はコンサルティングがメイン商品ですから、『無料診断の獲得』
をゴールにすることが多いです。
次に、商談をする前段階での顧客の心理状況を確認します。
これは、あなたの商品(サービス)に対する興味関心の度合いが
どの程度あるのかということです。
たとえば、私たちが行っている「役員報酬最適化コンサルティング」
という商品の場合、商談の前段階での顧客の心理状況はこんな感じ。
年収を変えずに報酬の支払い方を変えるだけで
社会保険料が安くなり、年金まで貰えるようになるなんて
そんなウマい話があるわけない。あやしい話なんじゃね。
でも、内心ちょっとは興味がある。
この状態から商談がスタートして、商談後には無料診断を獲得する
のがゴールなのです。
スタートとゴールの間には、大きなギャップがありますね。
そこで、このギャップを埋めるためには、
何を、どのような順番で伝えれば良いのか?
ということを考えるのがシナリオ設計なのです。
ですから、シナリオ設計をするためにはゴールの設定をしなければ
ならないのです。
あなたの商談には明確なゴールが設定されていますか?