顧客の感情に働きかけるためには、「話の順番」がとても大事です。
最初に何を話して、次に何を話して、最後に何を話すか。
この順番、つまりシナリオ設計によって大きく成約率が違います。
また、
何を話して、何を話してはいけないのか。
という「話す内容の選択」も非常に重要です。
つまり、シナリオ設計とは、
話すべき内容を、適切な順番で伝える
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ことを考える作業のことです。
セールスが上手く行かないほとんどの人は、シナリオ設計を
していません。
その場の「思いつき」や「行き当たりばったり」で、商談を
進めてしまいます。
そもそも、セールスが得意でない人が「アドリブ」でトークを
しても、効果的な話ができるはずがありません。
話のプロである漫才師やお笑い芸人であっても、必ずシナリオ
を持っています。
そのシナリオを一字一句、動作や間の取り方を含めて、何回も
何回も練習をしてネタとして仕上げているのです。
お笑い芸人であれば面白いネタをアドリブで話ができそうですが、
なぜそんなことをするのでしょうか?
それは、再現性を高めるためです。
彼らはプロである以上、常に一定のクオリティが求められます。
ある時は大爆笑で、ある時は完全にスベってしまう。
これでは商売になりません。
だから、ネタを一生懸命に練習をするのです。
また、トップセールスマンといわれる人も同じです。
彼らも完璧なセールシナリオを用意しています。
このように、プロであってもきちんとシナリオを用意して、
しっかりと練習をして現場に臨んでいるのです。
あなたはセールスのシナリオを用意していますか?