社長と会話をするための【魔法のテンプレート】について公開を
しております。
これまでは、以下の9つのテンプレートについてお伝えをして
きました。
【テンプレートその1】事業内容をヒアリングする
【テンプレートその2】社長のヒストリーを聞く
【テンプレートその3】社長の役割を確認する
【テンプレートその4】経営理念、経営方針、経営戦略を聞く
【テンプレートその5】顧客について確認する
【テンプレートその6】競争環境について聞く
【テンプレートその7】クライアントの強みを探る
【テンプレートその8】社員に関する質問
【テンプレートその9】経営環境に関する質問
いよいよ今回が最終テンプレートになります。
なお、ここでご紹介した「10のテンプレート」の実践的な活用方法
について学びたい方は、以下の講座にご参加下さいね。
4月21日(金)開催 企業概要ヒアリング講座
http://www.2step-sr.jp/article/businesshearing2017.html
では、本日は【テンプレートその10】を公開します。
最後のテンプレートは、「中期的な経営計画に関する質問」です。
昨日は、「社長は未来に生きている」という話をしました。
そして、未来に生きている社長は、将来のビジョンをしっかりと
持っています。
ただ、それは「なんとなく」「ぼんやりとした」ものである場合が
多いのです。
具体的な数値を時間軸に落として考えている社長は少数派です。
今回のテンプレートは、それを明確にするお手伝いをするための
質問になります。
・将来どんな会社になることを目指しているのか?
・3年後、5年後にはどのような状態になっていたいのか?
・そのときに、会社の規模や商品構成はどうなっているのか?
・それを実現するためには何が最も重要だと考えているのか?
このような質問を投げかけることによって、将来の方向性(ビジョン)
や中期的(3~5年後)の経営目標が明確になります。
目標というのは、『何を』『いつまでに』『どのレベルまで』を
はっきりさせたものを言います。
そして、目標というのはビジョンに向かっていくための一里塚
(マイルストーン)としての役割があります。
一つの目標を達成したら次の目標を定め、それを繰り返す。
目標達成を積み重ねることで、ビジョンが実現できる。
そのような仕組みになっています。
ビジョン=目的
目標達成=手段
といっても良いかもしれません。
さらに、目標(いつまでに、何を、どのレベルまで)を明確にする
ことによって、現状とのギャップが認識できます。
そのギャップを埋めるために、具体的に何をすればよいのかという
アクションプランが導き出されます。
上記の質問は、これを社長の頭の中で強制的に行わせるような
仕掛けになっているのです。
ですから、あなたが社長に質問を投げかけるだけで、社長は自分で
考え、自分で答えを見つけ、自分で行動してしまいます。
行動した結果について、今度は振り返りの機会を設けます。
行動すれば必ず何らかの結果が得られます。
そして、その結果には必ず原因があるのです。
成功したのであれば成功した原因が、失敗したのであれば失敗した
原因があります。
それを次の計画や行動に生かしていきます。
これが、いわゆる「PDCAサイクル」ですね。
そう、社長の相談相手のポジションを獲得するということは、
社長がPDCAサイクルを廻すためのコーチ役になるということです。
つまり、あなたの役割はエクゼクティブコーチです。
だから、高額な報酬が得られるのですよ。
さて、これまで10回にわたってお届けしてきましたこのシリーズも
今回で終了となります。
本シリーズの連載にご興味をお持ちいただいた方は、以下のページを
ご覧いただき、講座にご参加をいただければ幸いです。
魔法のテンプレートで社長と経営の話ができるようになる講座
http://www.2step-sr.jp/article/businesshearing2017.html