今年度の助成金の情報が次々と明らかになってきています。
結論から申しますと、

助成金バブルは崩壊した!
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といった感じがしますね。

いや、もっと正確に言うと、

小手先だけのテクニックで助成金を受給する時代は終わった
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ということです。

たとえば、旧キャリア形成促進助成金(制度導入コース)の
【教育訓練休暇制度】です。

これまでは、社員20名未満の会社であれば対象者が1名いれば、
その社員が1日だけ休暇を取得すれば要件に該当しました。

しかし、4月以降は5日の休暇を取得しないとダメになりました。
これでは、かなり使い勝手が悪くなってしまいましたね。

あるいは、【セルフキャリアドック制度】です。

こちらに関しても、事業主が事前にキャリアコンサルタントと
面談をして、制度を導入することへの確認書類が求められる
ようになりました。

つまり、社員のキャリア支援(専門家との面談)を会社の制度
としてしっかりと行わなければならないことになったのです。

これまでのように、カタチだけの面談だけでは助成金の対象に
ならなくなったということです。

その他、【職業能力評価制度】も廃止となってしまいました。

これらの助成金はすべて、悪徳業者が『タダでもらえて返済の
必要がないお金』と称して、大々的に営業活動をするために
使われていたものです。

『教育訓練休暇』+『セリフキャリアドック』+『職業能力評価』
で150万円が出ますので、当社の商品を買って下さい。

この『当社の商品』部分が高額な研修(通常では助成金の対象に
ならないような研修)だったりしたのです。

こうした営業活動については、厚生労働省も注意を呼びかけて
いたところです。

しかし、もうこのような営業トークは使えなくなります。

なぜなら、上記のように助成金の要件がかなり厳格化され、
カタチだけの制度導入では受給できなくなってしまったからです。

また最近では、支給申請の際に賃金台帳や出勤簿のチェックも
厳しくなっており、残業代の計算方法まで細かく問われるように
なっています。

さらに今年度からは、『働き方改革』に沿った労働施策の導入が
求められるようになり、そこに『生産性要件』なども加わりました。

以上のように、これからの助成金業務というのは、かなり専門性が
高い制度導入コンサルビジネスへと変貌して行くことが確実です。

これからは、労働時間の短縮と生産性の向上がクローズアップ
されてくると予想しています。

こうなってくると、もう小手先だけのテクニックは通用しません。

私たちのように『正しい助成金の活用方法』を地道にコツコツと
提案してきた社労士しか生き残ることができなくなると思います。

助成金ビジネスはバブルが崩壊した今だからこそ、社労士にとって
やりがいのある仕事になってきます。

*本日は、『社長と会話をするための魔法のテンプレート』の
連載はお休みとさせていただきます。

*なお、4月21日(金)にこの【魔法のテンプレート】の活用方法を
マスターしていただく実践講座を開催します。

本シリーズの連載にご興味をお持ちいただいた方は、以下のページを
ご覧下さい。

魔法のテンプレートで社長と経営の話ができるようになる講座
http://www.2step-sr.jp/article/businesshearing2017.html

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